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GIA CAMPUS TODAY

渥美 郁男

 先日、私が夏季休暇でロサンゼルスに立ち寄ることを矢野文久氏にお伝えしたところ、「カールスバットGIA CAMPUSを訪問してみたら」との提案を頂きました。
本来であれば校内見学指定日ではない2005年8月8日のGIA訪問でしたが、矢野氏の計らいで特別にカールスバットGIA CAMPUSの見学が実現しました。また幸いにもWilliam E.Boyajian学長にも面会し懇談する機会を得ることができました。今回は、その模様を簡略に御報告します。

  8月8日、ロサンゼルスからサンディエゴ・フリーウェイを南下すること約2時間でカールスバットに到着しました。フリーウェイを降りてパロマ・エアポート通りを左折すると、小高い丘の上にGIAの本校はその姿を現しました。

約束の午後1時に校内受付をして、カスタマーサービスのLarne Boyles女史の案内により校内見学を開始いたしました。

1階と2階のG・Gクラスの教室はすでに授業中であり、廊下の窓から熱心に生徒が授業を受けている姿を垣間見ることができました。現在、全世界のGIA CAMPUSおよび通信教育では約33,000人が何らかの教育を受けているとの事でありました。校内の天井には現在GIA CAMPUSがある国の旗と、カールスバットCAMPUSに受講している生徒の出身国の旗が吊るされていたことが印象的でした。またミキモトと名前のついた、宝石関係では世界一の図書館も自慢の一つであるようです。女史によれば来年のシンポジュームまでには、このキャンパス内に新たな宝石博物館も完成予定とのことで、是非、来年のシンポジュームには日本から多くの卒業生に来てもらいたいとの申し出を受けました。

またキャンパスの中庭にNGSのドネイションによる記念植樹が見つかり記念撮影を行いました。

 そして構内見学も終わりに近づいたころ、Boyles女史からボヤージャン学長に面会できることを告げられました。私は嬉しさと緊張感を携えて学長室を訪問しました。ボヤージャン学長はお会いするなり握手で迎えてくださり、そのまま記念撮影にも応じてくださいました。私は早速、今回の私に対する特別な配慮に感謝を述べさせていただきました。また矢野氏から託された幾つかの質問を学長にお答えいただきましたのでご紹介します。

 まず、「今回の新しいダイヤモンド・カット・グレーディング・システムによる教育上のプログラムはいつから始まるのでしょうか」との質問に対して「皆さんはご存知のとおり来年の1月1日よりサリン社とオギ社の自動計測機を利用したダイヤモンド・カット・グレーディング・システムが始まります。GTLでも新しいダイヤモンド・カット・グレーディング・システムを記入したグレーデング・レポートを発行予定です。これらのシステムが日本でも普及することを我々としては望む次第です。教育においても来年の1月1日より新しいダイヤモンド・カット・グレーディング・システムを導入予定で、英語圏以外のキャンパスではテキストが翻訳され次第導入の予定です。」とお答えいただきました。

 次に「新しい合成石や処理石に対して年々新しい検査機器が必要となりますが、それらにどのくらいの予算がかかるのでしょうか。」との質問に対しては「毎年、日本円で5,6億円の予算を組んで対応しています。」との回答をいただきました。また、ボヤージャン学長はご自身が特に親しかった日本人の近況などを私に質問され、終始にこやかに対応してくださり、私はすっかり緊張が解きほぐれて学長室を後にしました。

 

それからアルムナイ・アソシエーションの事務局を訪問しマネージャーのRosanne McKenna女史に今回の見学のお礼を述べてGIA CAMPUSを後にしました。今回の私のカールスバットGIA CAMPUS訪問に際し矢野文久氏にはいろいろと手配をしていただきました。この場をお借りして御礼を述べさせていただきます。また今回は語学に疎い私のためにGTLの日本人スタッフ宮城女史を通訳として付けてくださいました。文末ではありますがボヤージャン学長をはじめGIAのスタッフにも大変感謝いたします。さすがにGIAの懐は広いと感激し報告を終わる事といたします。

 
 
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